2023-02

エッセイ

死ないかぎり ノープロブレン

父も母も泣いていた。 兄弟たちも私を嫌い、 友人も皆、去った。 でも思う、 死なないかぎり ノープロブレン 入社して過労が続いた。絞りカスから、 エネルギーがさらに 吸い取られた。 まるでぬけがら。 でも思う、 死なないかぎり ノープロブ...
エッセイ

無知であることの利益

老いて認知症になることに利益がある。 なぜ?辛い過去や、どうにもならない現実から救われる! 戦争は繰り返す。 なぜ?おぞまし戦争の記憶こそが抑止力になる。しかし大脳中枢にある長期記憶は、伝達可能な情報に変換できず、亡くなるとに地上から消える...
エッセイ

日出ずる国の 宿命的な責任

数年前、来日したブータン国王は言われた、「震災の不幸からより強くたちなおる国がひとつあるとすれば、それは日本と日本国民である」。これは社交辞令ではなく、その通りだと私は思った。 日本列島は4つのプレートが衝突する上にあり、太古から地震や津波...
エッセイ

老境で見つける幸せ

19世紀のドイツの詩人アイフェンドルフは、老夫婦を美しく詠った。 間もなく、眠りの時がくる。こちらにおいで。 この孤独の中で、私たちがはぐれてしまわないように しかし、寿命が延びて認知症になる老人が増えた現代をみて、彼はどのように老境をみる...
エッセイ

憲法は国と国民の契約

憲法と国民との関係について、見てほしい映画があります。ダラボン監督、ジム・キャリー主演、2001年のアメリカ映画「マジェスティック」です。 ラブストーリーの展開ですが、主題は戦争と憲法です。戦争で命をかける意味や、憲法が契約であることをわか...
エッセイ

将来を若者と考える

中学1年の時、担任の先生から言われた、「諸君の目の前に知の山がそびえている。山々が諸君を待っている。」幼心に闘争心が駆り立てられたのを記憶している。 しかし、近年様相が変わった。山々の頂は気が遠くなるほど高くなり、登山ルートは無数にある。若...
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