今月(2018年11月)パプアニューギニアで開催されたアジア太平洋経済協力会議APECでは、首脳宣言を出せず閉幕した。米中の競い合いが鮮明になった。
パプアと言えば、かつて子供達がまだ幼かった頃に歌っていた南国少年パプア君の歌を思い出す。
テーマソングの一つが「もしかすっとナンセンス」(作詞作曲:立川俊之)。幼い子供の歌にしては、内容が大人っぽいと思っていた。
「競い合う事ばかりただ考えてた」、力で抑え込む社会で大切なものを失ったら、「もしかすっと人生自体ナンセンスなのかもしんないよ」と歌っている。
「だいだいの夕陽見てたあのWastin’ time 大切な無駄も二人でよりそったあの日に」
豊かに時を過ごすよう勧めている。
「もしかすっと人生自体負け惜しみなのかもしんないよ」。大切なものを見失って生きてきても、人間というのは負けは認めない。
アニメを見ていた子供達は今は20代。「地に足をつけて前を向いて歩かないと心が崩れちゃったら何も意味がない」、「見えないもの信じていたい」。パプア君は今も諸君を励ましている。