エッセイ

バッハのシャコンヌ にみる信仰告白             ( 無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番 )

シャコンヌは全三曲からなる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータのなかの第二番ニ短調の終曲として作曲されたもので、「シャコンヌ」単体の演奏時間は約14分ほどです。1707年、22歳になったバッハは教会音楽家として勤めながら、作った曲を売って...
エッセイ

ノートル・ダム寺院にあるガーゴイル

火災で焼失する2年前にいってきました。感動しました。その歴史と建築に。今回はそれより、タイトルがテーマです。ガーゴイルとよばれる動物像。ネットの説明を引用すると「ガーゴイルは雨どいである。怪物の姿をしたガーゴイルの多くは中世以降に登場するが...
エッセイ

高齢者との会話は、次元が違う

高齢になり記憶・認知機能が低下すると認知症が疑われる。だが私は別の視点を持ちたい。 施設入居中の92歳女性は数分前のことを忘れる。帰る家はないのに、夕方になると荷物をまとめ「お世話になりました。家に帰ります」。「最近の物忘れはいかがですか」...
エッセイ

老兵は黙って消えるのが大切

「老兵は死なず、消え去るのみ」は、アメリカの兵隊歌であるが、ダグラス・マッカーサーが1951年4月、退任演説の際に引用した。なぜ老兵は「消えるのみ」なのか、退職の2文字がちらつく今、考えてみた。 人生を振り変えると、まことに多くの困難を乗り...
エッセイ

ポストモダンを生きる

引きこもりや不登校が増えている。私自身の中高生の頃を思い出した。当時早く70歳になりたいと思っていた。「努力すればそれなりに報われるが、これから果てしない頑張りが求められる。老いたら、この闘争から解放される。」 ポストモダンの現代、確かに自...
エッセイ

笑い話(20)・ある患者さんから渡された散文詩(読み人知らず)

幸せになりたいの 嫌よ、貴方と別々に なんて・・・そんなの私 じゃないから。一生 私の愛する人は貴方 だから、お願い ・・・・・・・・行ごとに逆からお読みください。 幸せと不幸せって、表裏一体ですね。
エッセイ

笑い話(19) 雨にも負けて

雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負ける 順調な老いの過程をとっている しかし、慾だけはある いつも息子や後輩を怒鳴りまくる 毎日、フランス料理をたらふく食べ 肝臓はフォアグラ すべてを自らの利益誘導にむけ 自分を最優先にしてい...
エッセイ

深刻さへの寛容はボケ

米CBSの人気ドラマ・グッドワイフを見て、夫婦に関するアメリカ的グッドの一つを理解した。それは、夫婦がいかなる修羅場に追い込まれても、決して最終的決定は下さないことだ。 だが、ここまで忍耐し自制するのは難しい。問題を認知せず、深刻さへの寛容...
エッセイ

ドイツ・イタリヤ歌曲にみる死生観

三重医報2020 5月号 ドイツ・イタリヤ歌曲にみる死生観 私達臨床医が亡くなられた患者の死亡診断する時、「この方らしい人生であったなあ」と思うのではないか。また、患者さん達の人生そのものが多様であったなあという実感を持つこともあるだろう。...
エッセイ

笑い話 (18) オナラの時のマナー

はるか昔、私が中学生の時、兄から教えられた話です。忘れられないので。 オナラする時にもマナーがあります。音が出るオナラをする時、前もって「チューリッ」と言います。「プ」はオナラでします。では、音がしないオナラはなんというか?--------...
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