私の知人が言った、「息子ができちゃった結婚することになった。笑うしかないね。」その通りと思った。
来年は後期高齢者になるが、この年で思う、何を主張しても何も変わらない。川柳をつくり残りの人生を笑いとばして生きていこうと思う。
スーパーに買い物に行って実感する、一万千札があっという間に消えていく。そこで一句、
「愛想ない渋沢栄一 サヨオナラ」
老いてきて誰も相手にしてくれない、ただひたすら日常の業務を果たすだけ。自宅に帰ると愛犬だけが迎えてくれる。女房に見習いなさいと願いつつ、
「愛犬が三つ指ついて お出迎え」
美女のグラビアをみて、「ああ、若いというのはいいもんだ。」ヤングマンの歌詞だが、確かに若いと何でもできる。しかし若者達、ひとつしかできないんだよ。美女に告白できなかったことを後悔しつつ、
「絶世の美女もいずれは オバアチャン」
白髪がふえてきた。しばらくぶりに会う友人から白髪がふえたねと言われる。スキンヘッドにしたらもう言われないだろうと思い、まず3ミリの丸刈りにした。
「秋風に頭がスースー はげ頭」
何事も笑いとばして生きていく
