女のドラマ

エッセイ

シューマン作曲の「女の愛と生涯」を聞いた。乙女、恋愛、結婚、出産、夫の死、そして老い。人生の流れを歌い上げている。
人生の起承転結をたどるドラマの主人公は、ほとんどが女性だ。なぜ女性なのか、考えてみた。
男性は掘削機のごとく切り開く。そんな夫を観察し、仕事の出来具合を吟味し、評価を与えてきたのは女性達であったように思う。(そして、内装を整えるように切り開かれたところを住みやすくかえてきた。)そして、次の世代に、手渡す価値のあるものを次の世代の担い手達に、養い育てつつ、手渡してきた。
彼女たちは、男達を見つめてきた。そしてその仕事の成果に評価を与えてきた。正の評価、負の評価を次の世代を担う子供達に噛み砕くように教えてきた。そして、その仕事が終了の時が、老いだ。
女性の人生には、人間のかかわるすべてが関係しているのだろう。だから、女性の生まれから死をおいながら、彼女をとうして夫、子供、そして社会が見えてくる。だから女性ドラマには起承転結がある。

タイトルとURLをコピーしました