夫婦共謀・・アダムとエバ

エッセイ

夫婦とは、夫はアクセル、女房はブレーキであり、このバランスのもと、なんとか社会で成り立っていくのだろうと思う。
しかし両方がアクセルになった時、異常な力を発揮する。最近、夫婦が絡む報道を見てきて、共謀の罪について考えさせられた。
この最古の例は、アダムとエバの原罪だと思う。原罪に関する一般的解釈では、アダムが自らの判断で犯した神への反逆であり、エバの責任については触れられていない。(以下の私のコメントは、聖書学者から大いなる非難を受けそうだが、覚悟している。)
結婚40年の私は、賢いはずの妻であるエバについて厳しく考えている。神に忠実で神ばかりを見つめていたアダムに、エバはアダムを独占したくなったのではないだろうか。ある時、蛇が誘惑した機会をとらえて、エバはアダムに禁断の果実をすすめた。エデンの園から追放されても、荒野で二人で力を合わせて生きていく道を選んだ。
またアダムは日頃からエバから多くの叱責を受け、エバに頭があがらなかった。いつか、エバに「ふつつかな女房でした」と言わせ、支配したかった。アダムは、園から追放されるのを覚悟でエバからすすめられた果実を食べた。エバに同調し、その結果、エバから謝罪を得ることでエバを支配できる選択をした。
エバの罪とは、アダムが「悪いのは自分だ」と認め続けてきたのをいいことに、沈黙して、自分の罪を隠してきたことだ。
夫婦共謀ほど恐るべきものはない。夫婦間で、意見の不一致があっても、多少の諍いにとどまっていいたら、それがベストではないか。

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