渡辺佳夫

エッセイ

宗教的理解ほしい医療現場

アカデミー賞を獲得した映画「ドライブマイカー」を観た。そして、題材となったチェーホフの「ワーニャ伯父さん」を読んでみた。主人公の「(生きるって)なんて辛いんだろう」の言葉に考えさせられた。これへの応答には数々あろうが、一例を私達はこの映画の...
エッセイ

死ないかぎり ノープロブレン

父も母も泣いていた。兄弟たちも私を嫌い、友人も皆、去った。でも思う、死なないかぎりノープロブレン入社して過労が続いた。絞りカスから、エネルギーがさらに吸い取られた。まるでぬけがら。でも思う、死なないかぎりノープロブレン生きる夢があった。この...
エッセイ

無知であることの利益

老いて認知症になることに利益がある。なぜ?辛い過去や、どうにもならない現実から救われる!戦争は繰り返す。なぜ?おぞまし戦争の記憶こそが抑止力になる。しかし大脳中枢にある長期記憶は、伝達可能な情報に変換できず、亡くなるとに地上から消える!出る...
エッセイ

日出ずる国の 宿命的な責任

数年前、来日したブータン国王は言われた、「震災の不幸からより強くたちなおる国がひとつあるとすれば、それは日本と日本国民である」。これは社交辞令ではなく、その通りだと私は思った。日本列島は4つのプレートが衝突する上にあり、太古から地震や津波に...
エッセイ

老境で見つける幸せ

19世紀のドイツの詩人アイフェンドルフは、老夫婦を美しく詠った。間もなく、眠りの時がくる。こちらにおいで。この孤独の中で、私たちがはぐれてしまわないようにしかし、寿命が延びて認知症になる老人が増えた現代をみて、彼はどのように老境をみるのだろ...
エッセイ

憲法は国と国民の契約

憲法と国民との関係について、見てほしい映画があります。ダラボン監督、ジム・キャリー主演、2001年のアメリカ映画「マジェスティック」です。ラブストーリーの展開ですが、主題は戦争と憲法です。戦争で命をかける意味や、憲法が契約であることをわかり...
エッセイ

将来を若者と考える

中学1年の時、担任の先生から言われた、「諸君の目の前に知の山がそびえている。山々が諸君を待っている。」幼心に闘争心が駆り立てられたのを記憶している。しかし、近年様相が変わった。山々の頂は気が遠くなるほど高くなり、登山ルートは無数にある。若者...
エッセイ

パプア君は今も諸君を

今月(2018年11月)パプアニューギニアで開催されたアジア太平洋経済協力会議APECでは、首脳宣言を出せず閉幕した。米中の競い合いが鮮明になった。パプアと言えば、かつて子供達がまだ幼かった頃に歌っていた南国少年パプア君の歌を思い出す。テー...
エッセイ

マルティプルチョイスの弊害

大学生たち約30名と話す機会があった。「君たちはマルティプルチョイスの問題で鍛えられてきた。それによる思考への悪影響は大きかった。解答に至る手段は選択だったが、社会に出たら選択肢のない状態におかれる。答えのない問題にいかに立ち向かうか?」学...
エッセイ

学生は社会に旅立つ準備を

いじめられている諸君へ。 いじめ対策の中で最も重要なことは、あなた方自身のいじめへの基本的理解です。このことをお伝えしたく、一筆啓上いたします。我が国の自殺率は世界でトップレベルにあり、20から30代の死因の一位です。原因は差別、パワーハラ...