エッセイ 不合格通知でよりたくましく 「サクラジマフンカゼズ」、「フグドクアタル」「ダイブツノメニナミダ」。これらは大学受験の不合格通知であるが、見方によっては合格通知より価値がある。 私もかつて東北のある大学から「ミチノクノナオユキフカシ」をいただいた。秋田美人の彼女を追って... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 火を見る機会失った現代人 友人達と山でキャンプをした。薪の炎を見ながら、話は少年犯罪から古代人の気持ちにまで及んだ。 大昔からごく最近の時代まで、人間は囲炉裏を囲み、そして炎を見つめながらいろいろ考えてきたと思う。子供達は、暖かさや美しさ、不思議さを。大人は、家族団... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ マジックで見た幸せのヒケツ 先日、鳥羽のあるホテルで、マジックショ-を見た。次々に繰り広げられた不思議に、ただただ驚いて歓声をあげた。 当日のフィナーレは、マジックの神様の妙技だった。健康上の理由から、これが最期の来日と聞いた。私達は芸術を感じ、プロの仲間には涙を流し... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 涙を流し祈るケシの花 スペインの歌劇サルスエラに、「彼女は決していかがわしい女ではない。彼女は泣いていた、祈っていた。」という歌詞がある。私はケシの花のような女性だなと思った。 ケシ科の花には、スイートピーやヒナゲシがあるが、あるケシの花は麻薬をつくる性質がある... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 閑古鳥の子育てに学ぶ 昨年の春、わがクリニックの中庭に野鳥が巣をつくった。何の鳥か、県文の図書館に行き、図鑑で調べてもわからなかった。すると、誰が言うともなく「閑古鳥かな」が、「それにちがいない」と決まった。閑古鳥が巣まで作るとは予想しなかったが、野鳥が巣を作っ... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 子供達に語れ明るい未来を 愛知の未来博が近づいている。今の時期、未来を考えることはとても重要だと思う。 かつて未来学という言葉があったが、最近ほとんど聞くことがない。確かに、 先のことを語るのは困難になりつつある。 中東紛争の行方、テロ、新型肺炎などのために、数ヶ月... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 歩きつつ重荷 下ろす高齢者 終日臥床にある82歳の母親を見舞った。遠方にいるため、年に数回しか会えないが、会うたびに母そのものが、少しずつ失われてきたのを見てきた。 骨折して車椅子になったとき、旅行好きであることをやめた。目が不自由になったとき、書道をしたことを忘れた... 2019.08.18 エッセイ
エッセイ 多様な価値観 食い潰す英語 最近、英語が巨大な怪物のように思えてきた。 日本語、中国語、英語を話す中国のある女性歌手が、ラジオでこう語っていた、「話す言葉で性格が 変わる。中国語の時、捲くし立てる元気さがあり、日本語では物静かで礼儀正しくなり、英語では明快で率直になれ... 2019.08.18 エッセイ